動物の傷が入った革や、おおきなパターンがとれないコブ牛の革、普段使わない端っこの革など。
サリヒラフのモノは、新しく良い革、新しい色の革を作るのではなく、
1枚の革を大切にし、無駄がでないモノづくりをしています。

毎回違う革を、宝探しのように選んでいるため、同じ質感、同じ色のモノは多く作れません。

動物たちが草原を駆け抜け、他の動物たちと衝突したり、身体を木肌にこすりつけて傷をつけてしまった肌。
大きく開いた穴は、立派なコブがあったところ。

私たちの手に届く動物たちの革。 その傷ひとつひとつに物語があり、想像が膨らみます。

縫製ではミシンは使わずに、2本の針を使ってひとはりひとはり縫っています。



サリヒラフはモンゴル語で風が吹くという意味です。
旅、そして、草原に生きた動物たちに想いを馳せて。





デザイン制作 : 竹沢むつみ 




  
 1983年 東京八王子生まれ
    2001年 専門学校 ヒコ・みづのジュエリーカレッジにて3年間ジュエリーを学ぶ。
    2004年 一年間行ったり来たりアジア放浪。 
    2005年 恵比寿にある革もののお店に勤める。
    2007年 3年近く働き辞職。「サリヒラフ」を立ち上げ、再び旅に。
2015年 現在 八王子の山奥にアトリエを構えのんびり制作をしている。